石狩川水系夕張川の上流に位置し、かんがい用水・発電の他、洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道水を供給する多目的ダムです。
総貯水容量は国内4番目、湛水面積は国内2番目の大きさで、ダムの堤高は110.6mでビル30階に相当し圧倒的スケールを誇ります。また、大夕張ダムの155m下流に新たなダム本体を造った国内でも珍しい再開発ダムとして知られています。
ダムの堤体から、貯水池側には天然記念物に指定されている夕張岳を、下流側には夕張南部地区の豊かな自然と炭鉱の名残が織りなすノスタルジックな街並みを望むことができ、恵まれた天然資源で景観も存分に楽しめます。
ダム湖底にかつての夕張市鹿島地区などが眠ることから見られるノスタルジックな雰囲気の立ち枯れや、水位が下がったときに見えてくる橋や旧道など、歴史的背景にも注目が集まり、ここでしか見ることができない景観を求めて訪れる観光客も多いダムです。

※ダムカードは夕張川ダム総合管理事務所にて配布しております。最新情報は夕張川ダム総合管理事務所ホームページ等でご確認ください。